透明SFメカニックプラモ 9種SET メカニックマシン 2024 ジャイアントショッカーマシン メカボーグ マルイ 日東科学 イッコー 梶田達二 吉田昭夫

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1972年7月、玩具メーカー「タカラ」は、米国ハズブロ社との提携により国内生産していた「ニューG.I.ジョー」の金型を流用、ボディを透明アクリル樹脂に置き換え、素通しになった体内には、新たにデザインしメッキを施した内部メカを仕込んだ、当時としては斬新なデザインと発想のアクションフィギュア、その名も「変身サイボーグ1号」を発売しました。
TVCMも大量に流され、瞬く間に少年たちの間で大ヒット。この年の業界団体主催の「おもちゃグランプリ金賞」を受賞するほどの大成功でした。この奇抜な発想に注目したタカラ以外の玩具メーカー(中嶋製作所、ポピー、ブルマァク)は、即座に既存のヒーローソフビ人形の金型に透明ソフビを流し込んで成形したボディに、反射素材のモールなどを押し込んだいささかチープな「変身サイボーグもどき人形」を乱発しました。
その状況を見たプラモデル業界もこぞって参戦。1973年から75年にかけて既存のSFメカキットの金型を用いた透明ボディの内部に新造したメッキの内部パーツを仕込んだキットが続々と発売されました(その中には中村産業の「とうめいおばけボーグ」シリーズなどの珍品もありました)。
ちなみに、透明ボディに内部構造物を組みこむコンセプトのプラモデル自体は、1959年発売の米国レンウォール社の人体解剖模型「THE VISIBLE MAN」や、1961年発売の米国モノグラム社・透明ムスタング「Phantom Mustang」などが存在し、それらを模した国産模型もありました。タカラの開発陣も、その辺りを十分意識した上で、メッキパーツを透明ボディに内蔵するという新規なアイデアを生んだと思います。
今回の出品物の中では「ジャイアントショッカーマシン」のみメッキパーツ不使用ですが、透明パーツの使用が大胆かつ、「グレートファイルダー」2種と同時期の発売でしたので(品番も連番です)組み込みました。
「メカボーグ怪獣」「メカボーグ2号」の箱絵は、現在も現役イラストレーターの吉田昭夫です。「メカニックマシン1号」「メカニックマシン2号」「メカニックマシン3号」の箱絵は、多作のイラストレーター・梶田達二です。「グレートファイルダー01」「グレートファイルダー02」「ジャイアントショッカーマシン」の箱絵は、大御所イラストレーター・小松崎茂です。「マッハコンドル M7」のみ、画家名が不明です。

※「ジャイアントショッカーマシン」は、外箱やギアボックスに難があります。写真でご確認ください。
※イッコー「マッハコンドル M7」のゴム紐が溶けています。写真でご確認ください。
(2022年 7月 17日 20時 37分 追加)
【新たに出品中です】
珍プラモ10種SET 宇宙レシーバー2種 横綱土俵入り カラーパネル 人力車 ギロチン サッカー SUPER ROCKET パイオニア ウォークメイト https://page.auctions..co.jp/jp/auction/q1057823407

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